武蔵野美術大学が新たな社会人向けプログラムを開催
武蔵野美術大学が、社会人を対象とした新しい履修証明プログラム「VCP for LIFE PROJECT」の受講者を募集しています。このプログラムは、デザインやアートを通じて新しいビジネスのアイデアを生み出すことを目指すもので、和歌山県すさみ町を舞台にした実践型フィールドワークが含まれています。
VCPとは?
「VCP」とは「価値創造人材育成プログラム」の略称で、武蔵野美術大学が90年以上の歴史をもつ造形教育の知見を活用して、多様な視点を統合し、新たな関係性を見出すプロジェクトベースの学習量です。このプログラムを通じて、参加者は新規事業を創出するための思考法や行動の仕方を習得することができます。
このプログラムの特徴は、特定の思考法に縛られず、アートとデザインの視点からの創造的な課題解決を促す点です。参加者は複雑な問題に対処しながら、自分自身のビジネスを立ち上げるための力をじっくりと養うことができるでしょう。プログラムは、全10日間にわたって行われ、うち3日間は和歌山県すさみ町での実習形式で行います。
プログラムの日程
プログラムの具体的なスケジュールは以下の通りです:
1.
創造的思考力の基礎の習得
- 1日目(8月3日):市ヶ谷キャンパスでアート視点を養うセッション
- 2日目(8月31日):映像人類学とナラティブアプローチを学ぶ
- 3日目(9月14日):フィールドアートによる観察力と批判力を鍛える
- 4日目(9月28日):意味のイノベーションと近接のデザインを用いた構想力の育成
2.
創造的思考力の実践演習(和歌山県すさみ町)
- 5日目(10月3日):対話し課題設定を行うナラティブアプローチ
- 6日目(10月4日):視座を創造する手法としてのブリコラージュ
- 7日目(10月5日):実行可能なコンセプトをプロトタイピングする
3.
プレゼンテーションと対話
- 8日目(10月26日):ライフ・プロジェクトを具体化する
- 9日目(11月9日):実践の展開を行うセッション
- 10日目(12月7日):最終プレゼンテーションでの成果発表
プログラムは合計60時間の内容は予定されていますが、スケジュールは変更される可能性があります。詳細については、VCP for LIFE PROJECTの公式サイトをご確認ください。
プログラム参加対象者
このプログラムは、以下のような方々を対象としています:
- - 新たな事業やサービスを開発しようとする社会人
- - 次世代のリーダー候補となる人
- - スタートアップ経営者
- - 地域課題を担当する行政関係者など
得られるスキルと目指す姿
このプログラムを受講することで、受講生は以下のようなスキルを獲得できます:
- - 課題発見力:本質的な問題を見つける能力
- - リーダーシップ力:社会や企業を創造的に導く力
- - 表現力:自分のアイデアを的確に他者に伝える能力
- - 構想力:アートやデザイン手法で複雑な課題を解決する力
- - 実践力:アイデアを実行に移す能力
受講資格と修了要件
受講者は、大学または短大を卒業されていることが必要です。すべての講座に出席し、最終プレゼンテーションも通過することで、履修証明書が交付されます。
また、受講料は350,000円(税込、交通費・宿泊費別)で、30名程度の受講生を募集しています。
説明会の開催
プログラムについてより深く理解したい方のために、説明会も開催されます。オンラインと対面での説明会がありますので、興味のある方はぜひ参加してみてください。
新たなビジネスチャンスをつかむきっかけとなるこのプログラム。あなたの参加をお待ちしております。詳細は、武蔵野美術大学の公式サイトをご覧ください。