和歌山の誇り、世界農業遺産に新たな仲間が加わる
                    
                    
                        
 和歌山の誇り、梅とみかんが世界に認められる
和歌山県では、2023年11月4日に知事からのメッセージが発表され、県の特産品である梅とみかんが新たに世界農業遺産に認定されたことが紹介されました。この記念すべき年に、和歌山の農業の知恵と地域の風土が結びつき、世界で認められる成果を上げたことは、地域住民にとって大きな喜びです。
 梅の歴史と農業遺産
「みなべ・田辺の梅システム」は、和歌山県が初めて世界農業遺産に認定されたものであり、その後10周年を迎えました。この間、地域の農家たちは、持続可能な農業を実践し続けてきました。梅の栽培は、和歌山の風土と密接に結びついており、その風味や品質の良さは、全国的にも評価されています。
一方、今年は悲しいことに、みなべ町や田辺市を中心に発生したひょう害によって、うめ園に甚大な被害が及びました。その被害額は、約48億円という大きなもので、農家の皆さんにとって大きな打撃となりました。県では、被災した農家を支援するため、消費拡大応援キャンペーンや肥料購入費の一部支援など、さまざまな対策を講じています。
 新たな仲間、みかんの誇り
新たに認定された「有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム」は、和歌山県の特産品であるみかんの生産に関するユニークな方法で、多くの農家が伝統的な技術を継承してきています。これは、地域の風景を守りながら、持続可能な方法で生産されるみかんが、今後の世代に受け継がれることを意味します。
和歌山県は、日本一の生産量を誇るみかんの名産地として、これからも地域の皆さんとともに、良質な農産物生産に努めていきます。今回の認定は、地域の方々が長年にわたり取り組んできた成果であり、非常に喜ばしいことです。
 未来への希望
知事は、梅とみかんという和歌山を象徴する果実の文化が、次世代にしっかりと引き継がれ、永遠に発展していくことを願っています。地域の皆さんと協力し、受け継がれてきた農業技術と美しい景観を未来へとつなげる取り組みが続くことが期待されます。
最後に、和歌山が誇る梅とみかんの農業システムが新たに世界農業遺産として認定されたことは、地域の宝を世界に発信する大きな一歩です。この機会を通じて、県民が一丸となり、さらなる発展に向けて歩んでいくことを願っています。