青岸渡寺の三重塔が新たな姿でお目見え
和歌山県の世界遺産である「青岸渡寺(せいがんとじ)」の三重塔が、12月26日にリニューアルオープンしました。平安の時代に建立されたこの塔は、長い歴史を抱え、特に那智山が霊場として栄えていた平安末期にその姿を現しました。しかし、戦乱の時代を経て焼失し、1972年には400年ぶりに再建されていました。
今回のリニューアル工事は、世界最古の企業とも称される「金剛組」が担い、約3ヶ月間にわたり塗り替えが行われました。熊野御幸や大瀧を背景に、鮮やかな新しい色合いで蘇った三重塔が、訪れる人々を迎えています。
新しい色彩と共に蘇った仏像たち
新しく塗り直された三重塔には、各階に異なる仏の像が安置されており、歴史的な仏教壁画も見事に彩られています。現在の見慣れた朱色での塗装により、塔内部も美しく仕上がり、エレベーターで最上階まで昇ると、那智の滝を一望できます。この滝の美しさは、まさに那智を象徴する景観です。
この三重塔が再び息を吹き返した今、訪れる人々に神仏習合の精神が強く感じられることでしょう。
新年の特別祈祷で新しい年を迎えよう
新年の三が日には、昨年150年ぶりに再興された「那智山行者堂」にて特別祈祷が行われる予定です。この機会に、同じく世界遺産の「白華山補陀落山寺」への参拝もお勧めです。
和歌山のグルメも楽しむ冬の旅
ここでしか味わえない「那智勝浦の生マグロ」と「フグ」の旬を楽しむ会席料理プランもご紹介します。12月から2月の冬の季節にかけて、脂の乗った生マグロが絶品で、特に中トロや赤身などを味わえるお造りは格別です。また、フグはその締まりのある身と旨味が特徴で、てっさやてっちり、さらにはひれ酒もぜひ味わっていただきたい逸品です。
このプランは、和歌山特産の「熊野牛」の鉄板焼きとの絶妙な組み合わせで、至福の夕食をお楽しみいただけます。宿泊料金は、平日2名1室利用で大人1名21,650円(税込)となっており、期間は2025年2月28日まで。
休暇村南紀勝浦でリラックス
この冬、温暖な気候と自然豊かな環境に恵まれた「休暇村南紀勝浦」で快適なひとときを過ごしませんか?オーシャンビューの大浴場からは昼は美しい海、夜は星空、そして次の朝には昇る朝日をお楽しみいただけます。現地での自然体験や文化交流プログラムを通じて、心豊かで癒しの時間をお過ごしください。
自然に囲まれたこのリゾートで、新たな旅の思い出を作りましょう!