ホテルグランヴィア和歌山と九度山町が手を組む
和歌山駅近くの「ホテルグランヴィア和歌山」で、真田幸村ゆかりの地である九度山町とのコラボレーションが行われます。2月21日から3月中旬までの期間中、フロントロビーには九度山町をテーマにした展示が登場し、地域の魅力を広く発信する場となります。
目を引く展示
展示の目玉は、まるで動き出しそうな雰囲気の「大助夢十勇士」と「お雛様」です。これらの作品は地域住民と観光客の交流を促進することを目的に構築されています。特に目を引く「大助夢十勇士」は、九度山町の造形作家新山夫妻による作品で、真田大助の人生をテーマにしています。彼は真田幸村の息子であり、14歳で運命を共にした歴史的な人物です。
また、九度山町では「町家の人形めぐり」というイベントが今年も開催されます。これに伴い、地元の老舗の家庭からお借りしたお雛様や五月人形がホテルに展示され、生きた歴史を感じることができるでしょう。
地域の交流を促進
展示は単なる観光目的だけではなく、地域住民同士の交流の場ともなります。九度山町住民クラブが主催するこの取り組みは、地元の人々が積極的に参加し、町の魅力を発信することで、さらに賑わいを取り戻すことを目指しています。また、4月から5月にかけて行われる「町家の人形めぐり」では、地域住民同士が自ら保管している宝物を公開し、観光客との触れ合いを楽しむ予定です。
地元のアーティストたち
新山夫妻は、地域に根ざした活動を展開しており、九度山町を拠点にこれまで数々のアートイベントに参加しています。彼らの作品には地域の文化や歴史が色濃く反映されており、訪れる人々に深い感動を与えることでしょう。
展示終了後には、これらの作品が町家の人形めぐりと連動し、さらに多くの方々に九度山町の魅力を届ける予定です。真田大助の短くも熱い生涯をモチーフにした「大助夢十勇士」は、観覧者にその特別な物語を伝え、九度山町の歴史を感じさせてくれることでしょう。
すべての人に開かれた場所
この特別展示は、ホテルの宿泊者だけでなく、地域住民や観光客、誰でも気軽に訪れることができる場所です。展示が行われる期間中、ホテル内には九度山町住民による手作りの「七宝手毬」や押絵で作られた武将の作品も装飾されており、訪れた人々にとって思い出となること間違いなしです。
2025年の開催概要は、2月21日から3月中旬の期間中、ホテルグランヴィア和歌山の1階ロビーで見ることができます。この機会にぜひ、九度山町の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。歴史ある和歌山の地を訪れ、その深い文化に触れてみてください。私たちの知らない物語が、あなたを待っています。