すさみ町の挑戦
2025-10-27 15:34:21

ドローン航路視覚化の取り組みが国際フォーラムで紹介、すさみ町の挑戦

すさみ町が目指す持続可能な未来



和歌山県すさみ町は、地方自治体としての新たな魅力を発信し、持続可能なまちづくりを考える中で、株式会社トルビズオンの協力を得て、ドローンの航路視覚化に取り組んでいます。この技術は、ただドローンを空に飛ばすのではなく、災害時のリスク管理や迅速な対応を可能にするための重要なステップです。これらの成果は、2025年10月に豊田市で開催された「2025 International Mayors Forum」において、岩田 勉町長により発表されました。

フォーラムの意義と背景



「2025 International Mayors Forum」は、国連経済社会局とUN-Habitatの主催する国際会議で、世界中の市長や地方自治体が「持続可能性」「レジリエンス」をテーマに議論を交わします。本フォーラムでのセッションは、都市のデジタル接続性とResilienceへの貢献をめぐるもので、すさみ町の取り組みが国際的に評価される場となりました。

トルビズオンの役割



トルビズオンは、すさみスマートシティ推進コンソーシアムの幹事として、具体的な技術支援を行っています。今回のプロジェクトでは、PLATEAUのような3D地理データを駆使し、ドローンの航路を立体的に可視化するための設計やデモ素材の制作に取り組みました。また、関係者に向けて具体的な空路デモも行い、ドローン航路のリスクなどを視覚的に表現する場面が実現しました。

ドローン航路の視覚化技術



すさみ町長の発表「Smart City in Susami Town utilizing 3D city model」では、3D都市モデルを利用したドローン航路の可視化が紹介されました。特に、遠隔地からのドローン操作のモデルや、緊急時の対応が求められる「フェーズフリー防災拠点」の概念が強調されました。空路の“見える化”によって、町民と一緒にその安全性を確認できるという点が強調され、技術の実用性と地域への貢献が際立ちました。

今後の展望



トルビズオンの代表、増本 衞氏は、ドローンの航路可視化技術が自治体にとっての貴重な資産になることを強調しました。この技術を通じ、自治体は自身の地理的特性に応じた安全な航路を理解し、リスクを評価する能力を養います。また、今後は各地域のニーズに応じた設計も進めていく意向を示しています。

この取り組みが、今後どのように広がっていくのか、また技術が地域にどのように活用されていくのか、期待が高まるところです。すさみ町の挑戦は、地方自治体のデジタル化と持続可能な発展の模範となるでしょう。


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