スシロー未来型万博店、2つの栄誉を受ける!
2025年10月、スシロー未来型万博店が第44回ディスプレイ産業賞で、「ディスプレイ産業奨励賞」と「NDF特別賞の銀賞」を同時に受賞しました。これは、大阪・関西万博に出展した店舗が、その設計や施工にあたった多くの企業とともに成し遂げた成果です。この受賞は、ディスプレイ業界の発展と共に、持続可能な社会の実現に向けた全国的な認知を促進することが期待されています。
受賞の概要
「ディスプレイ産業奨励賞」は、ディスプレイ技術の進化を評価し、未来の技術開発を促す目的で、毎年贈られています。また、「NDF特別賞の銀賞」は、特に優れたプロジェクトに対して贈られる栄誉です。本年度の受賞では、スシロー未来型万博店がその革新性と持続可能性において高く評価されました。公式サイト(
NDF賞詳細)でも、この受賞の詳細が公開されており、多くの注目を集めています。
協力企業の力
この成功の陰には、さまざまな企業の協力があります。デザインと設計を手がけた株式会社丹青社、デザインに彩りを加えた株式会社アンプラグドデザイン、建物の基礎を支えた株式会社Eee wroks、施工を担った株式会社オノコムなど、各社の専門技術が結集しています。それぞれの企業が持つ技術力が、この未来を予感させる店舗の実現に寄与しました。
店舗のコンセプト
スシロー未来型万博店の基本コンセプトは「まわるすしは、つづくすしへ。ーすし屋の未来 2050ー」です。このコンセプトのもと、F&LCは、未来に向けた持続可能な水産資源の確保を目指す取り組みを行っています。具体的には、店舗で提供するすしにはすべて養殖の魚を使用し、天然資源に依存しない選択をしています。これにより、持続可能な水産技術を用いた安心できるメニューの提案とともに、訪れるお客様に環境問題について考える機会を提供しています。
学びの場を提供
店舗内では、消費者が持続可能な水産物について楽しみながら学べるような工夫もされています。例えば、メニューに沿ったゲームやアクティビティを通じて、単においしいおすしを味わうだけでなく、教育的な要素も取り入れた体験が提供されています。こうした体験は、食事を超えた新しい価値を顧客に提供し、訪れる人々に未来の食文化について深く考えさせるきっかけを与えています。
審査員の評価
審査副委員長の出原秀仁氏は、この店舗が「自然との共存を感じさせる」とし、視覚的・空間的なデザインが未来感と安心感を両立させている点を高く評価しました。また、デジタル演出や教育的な体験を取り入れたことで、食事そのものを超えた新しい体験が実現されていると述べています。このような持続可能な活動が、今後の外食モデルにおいていかに重要であるかを示す明確な例となっています。
スシロー未来型万博店の取り組みは、環境配慮と経済的な観点を両立させ、訪れる人々に楽しい学びの場を提供するものです。これからの食文化を形作る重要なステップとなることでしょう。