2020年度きのくにICTプログラミングコンテストで子どもたちが未来の力を育む

和歌山県の「きのくにICTプログラミングコンテスト」2020年度開催



和歌山県では、ICT(情報通信技術)の教育を通じて、児童生徒に必要な力を育むことを目的とした「きのくにICTプログラミングコンテスト」が開催されています。このイベントは、2020年度にも実施され、昨年度から引き続き、県内の子どもたちに多くの学びの場を提供しています。

開催の背景と目的



このコンテストは、2019年度からの取り組みの一環であり、子どもがコンピュータやネットワークの仕組みを理解し、さらに生活や社会での課題を解決する力を育成することを目指しています。ICT教育を通じて、地域の自然や文化、歴史を見つめ直し、それを元に創造的な作品を作ることが求められます。

和歌山県内の小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校に通う児童生徒たちが参加できるこの競技は、地域に根ざした学びと経験を大切にしています。これにより、県内のIT人材の育成にも力を入れているのです。

コンテストの概要



- 主催: 和歌山県、和歌山県教育委員会
- 共催: 和歌山大学
- 協賛企業: アイレス電子工業、紀州技研工業、紀陽情報システム、クオリティソフト
- 開催日: 2020年1月24日にオンラインで最終審査会が行われました。

今年度のコンテストでは、児童生徒自らがプログラミングしたロボットやゲーム、AI、IoT、セキュリティ関連の作品を応募できます。作品は、実際に動作や実行が確認できることが求められ、およそ8カ月間にわたる準備期間を経て、多くの参加者がその成果を披露しました。

参加資格



このコンテストには、以下の条件を満たす児童生徒たちが参加しています。
  • - 小学校の部: 和歌山県内の小学校に在籍する児童
  • - 中学校の部: 和歌山県内の中学校に在籍する生徒
  • - 高等学校の部: 和歌山県内の高等学校に在籍する生徒

応募期間と内容



応募は2020年7月1日から12月11日まで行われ、多くの児童生徒が参加しました。各学年ごとに募集された作品は、地域に根ざしたテーマで創意工夫が凝られており、未来を見据えた内容になっています。特に、協賛企業からの「協賛企業賞」が設けられており、企業との連携を通じて新たな学びが実現されることを目的としていました。

最終審査会と結果



最終審査会はオンライン形式で実施され、参加者は自身の作品を発表しました。これにより、バーチャルな環境であっても、審査員とのコミュニケーションや他の参加者との交流が生まれるなど、新しい形の評価が実現されました。

終わりに



「きのくにICTプログラミングコンテスト」は、ただの競技会ではなく、地域の文化や歴史を理解し、ICTを使った社会的課題の解決に向けた力を育む教育の一環です。これからも、和歌山の未来を担う子どもたちが、さまざまな知識と技術を学びながら成長していく姿を見守り続けていきたいものです。

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