地域の未来を見据えたサンコーの取り組み
和歌山県の海南市に本社を置く株式会社サンコーは、掃除や防災、ペット用品などを中心とした生活サポート用品の製造・販売を行っている企業です。この企業は最近、和歌山県が推進する「企業の森」プロジェクトに参画し、森林保全の取り組みを進めています。
このプロジェクトへの参加は、2025年6月2日に和歌山県庁で行われた調印式において正式に発表されました。これによりサンコーは地域の環境保全や持続可能な社会づくりに向けた新たなステップを踏み出しました。
サンコーの方針とこれまでの実績
サンコーは2020年に「サンコーグループSDGs宣言」を打ち出し、低炭素社会や循環型社会の実現に向けた取り組みを行っています。この取り組みの一環として、一部の商品のパッケージにはバイオマスインキを採用し、ペットボトルキャップや古紙のリサイクルを推進しています。これにより、環境にやさしい製品を提供することで顧客のニーズに応えています。
森林保全の具体的な活動
「企業の森」プロジェクトは、地域の企業や団体と森林組合、自治体が連携して進められる森づくりの事業です。サンコーは、中辺路町森林組合と協力し、約4,800本の苗木(ケヤキ、山桜、ウバメガシなど)を田辺市中辺路町の森に植樹しています。この活動は今後10年間にわたって続けられ、森林整備や間伐などの保全活動を通じて、持続可能な森林環境の維持に努めます。
地域との共生を目指して
和歌山県は、その面積の約76%が森林で占められており、地域の自然環境保全は企業の社会的責任としてとても重要です。サンコーは今後も地域との共生や自然との共生を目指し、環境保全の重要性を再認識しながら取り組んでいきます。豊かな森林を次世代へ引き継ぐために、地域の人々や他の企業とも連携していく考えです。
企業の森プロジェクトとは
「企業の森」は、和歌山県が2002年から始めた独自の森林保全事業です。このプロジェクトは企業や団体が持続可能な活動を通じて地域のどに密着し、環境保全に貢献することを目的としており、これまでにも多くの森が育ってきました。サンコーの参加により、さらなる森林保全活動が期待されます。
企業情報
サンコーは、ジャパンメイドの高品質を追求し、顧客ファーストをモットーに企業活動を展開しています。中でも、販売実績No.1の「おしっこ吸う~パット」シリーズは2024年には310万個の販売を記録し、多くの人々の生活を支えています。今後も豊かな社会の実現に向けて、生活サポート用品を通じて地域に寄与していく意向を表明しています。
サンコー公式サイト
企業の森について
サンコーの取り組みは、地域の環境を守るだけでなく、持続可能な社会の未来を築く大切な一歩です。これからもサンコーのプロジェクトに注目し、共に豊かな自然環境を未来に継承していきましょう。