加計学園とアドベンチャーワールドが新たな協力協定を締結
2023年6月6日、岡山理科大学にて、加計学園とアドベンチャーワールドを運営する株式会社アワーズとの連携・協力協定が結ばれました。この協定の目的は、動物教育および研究と、アドベンチャーワールドというテーマパークを通じて、命の輝きを見つめる体験を提供することです。
知識を生かしたエデュテインメントの創造
調印式には、アワーズの山本雅史代表取締役社長と加計学園の加計まもる理事長が出席し、エデュテインメントパークの実現に向けた決意を新たにしました。山本社長は、「私たちはエンターテインメントと教育を組み合わせ、すべての命が幸せに生きるための環境を整えたい」と述べ、動物たちの生活の質(QOL)向上にも力を入れていく考えを示しました。また、獣医師や愛玩動物看護師の育成においても協力していくことが期待されます。
一方、加計理事長は、「アワーズと共にエデュテインメントを実現することで、動物の飼育や進化に関する学びの場を提供し、より多くの人に命の尊さを理解してもらいたい」と意気込みを語りました。具体的なプロジェクトについてはこれから協議が進められ、海洋生物の飼育に関する実証実験や、人獣共通感染症の予防のための共同研究も視野に入れています。
協定の内容と目指す未来
協定の大まかな内容は以下の通りです:
1. 双方の資源を生かしたイベントの理解と企画立案
2. 動物や命の尊さに関する啓発活動
3. 学生受け入れを含むインターンシップの実施
4. 人的・知的資源の交流
5. その他の合意事項
加計学園内の動物関連学科としては、岡山理科大学の動物学科や獣医学科、広島加計学園の英数学館などがあり、今後はボランティア活動を通じた交流も進められます。
アドベンチャーワールドの魅力
アドベンチャーワールドは、約80万平方メートルの広大な敷地に、サファリワールドやイルカふれあいプールなど、多様なアトラクションがあります。テーマは「いのちを見つめ、問い続ける。いのちの美しさに気づく場所」。ここでは、120種類以上の動物たちと触れ合いながら、動物たちの生態や行動についての理解が深まる様々な体験が提供されます。
また、国内外で人気を誇るジャイアントパンダが今月28日に中国に帰国することが決定しており、ファンにとっては大きな関心事となっています。加計学園とアワーズの協力が進むことで、このような魅力ある場所がさらに進化し、訪れる人々に新たな価値を提供することが期待されます。
日本の教育機関とエンターテインメント業界が協力することで、子どもたちにとって新たな学びの体験を作り出すこの取り組みは、すべての命の尊さを学びながら、楽しい教育の場を提供し、未来世代を育てる大きな一歩と言えるでしょう。