海南市とブルースカイランドリーが防災協定を締結
2024年12月20日、株式会社ジーアイビーが運営する「ブルースカイランドリー」は、和歌山県海南市と「災害時等における防災資機材の提供に関する協定書」を結びました。この協定により、災害発生時や防災訓練の際に簡易発電機や炊き出し設備を提供し、ブルースカイランドリーが一時避難所として機能することが決定されました。これにより、地域住民の安心や安全の確保を一層強化していく方針です。
災害対応型ランドリーの役割
現在、全国に315店舗を展開する中で、201店舗が特に災害対応型として運営されています。この店舗では、通常時には地域住民の日常生活を支えながら、災害時には避難所としての役割を果たすことを目指しています。具体的には、簡易発電機や食事提供設備が整っており、被災者の生活を支援するための迅速な対応が求められています。
協定締結の背景と意義
海南市で行われた調印式では、両者の間で防災意識を高め、市民の安心を確保する目的が共通認識として確認されました。災害時には、円滑かつ確実な支援を行う体制が整うことが期待されており、その実現に向けた協力体制が重要とされています。
具体的な設備と機能
「ブルースカイランドリー」の災害対応型店舗は、以下のような設備を備えています:
1.
エネルギー供給設備:乾燥機に使用するLPガスを発電やガスコンロで利用するシステムが設計されています。3日分のLPガスを保存できるタンクを備え、安定したエネルギー供給を実現しています。
2.
ポータブル発電機:LPガスを用いることで、簡単に発電ができ、携帯電話の充電も可能です。
3.
炊き出し設備:大釜やガスコンロを使って、被災者に温かい食事を提供することができます。
これらの設備により、災害時には迅速に避難所機能を発揮できる設計となっています。
経緯と今後の展開
今回の協定は地域の安全を確保するために発足したもので、2024年6月にオープンした「ブルースカイランドリー海南店」は、特に災害対応を意識した店舗として機能しています。今後さらに地域との連携を深め、全国500店舗を目指して災害対応型店舗の拡大を図っていく考えです。現在55カ所と協定を結んでおり、さらなる防災支援の強化を推進していきます。
このように、ブルースカイランドリーは平時の生活支援だけでなく、有事に備えるための重要なインフラとして地域に根付いていくことを目指しています。今後の展開や取り組みに注目が集まります。