地域活性化と環境保護を進める新たなプロジェクト
和歌山県田辺市において、マニュライフ生命が主導する森林保全プロジェクトが始動しました。この取り組みは、持続可能な環境と地域の活性化を目指すもので、一般社団法人more treesや地元企業の株式会社中川、田辺市と連携協定を結んで行われます。2024年11月末には、田辺市内の伐採跡地を活用し、広葉樹植林などの活動を通じて環境保護の重要性を示すことになります。
マニュライフ生命と持続可能な目標
マニュライフ生命は、長年にわたり自然資本の持続可能な管理に取り組んできました。お客さまとそのご家族が将来の経済的安心を得るために、確かな選択ができるよう支援するだけでなく、特に「持続的な心身の健康の増進」「インクルーシブなビジネスチャンスの促進」「持続可能な未来への加速」を3つの柱とした「インパクト・アジェンダ」を掲げています。このアジェンダは、地域や環境にポジティブな影響を与えることを目指しており、特に国連のSDGs 15にも寄与しています。
日本の森林の現状と課題
日本の約67%は森林で占められていますが、戦後の造林活動により多くの森林が生物多様性を欠いた状況にあります。特に和歌山県は、伐採後に再植樹されていない山が多く、これが災害リスクを高める要因の一つとして挙げられています。この新たなプロジェクトは、そうした課題に真剣に取り組むものです。適切な在来種の植栽を行うことで、災害予防はもちろん、地域社会の持続可能な発展に寄与していくことが期待されています。今回のプロジェクトでは、「Manulife Impact Forest」と名付けられたエリアに、12ヘクタールの土地に30,000本以上の苗木が植えられる予定です。
地域との連携といきたい未来
この連携協定に基づき、マニュライフ生命とそのパートナーたちは木材の生産・活用だけでなく、地域の資源保全や人材育成にも力を入れます。また、地域の安全確保や災害時の支援も重要なテーマです。これにより地域社会や環境に持続的な良い影響をもたらすことが期待されています。
記念植樹式と今後の展望
協定締結後、「Manulife Impact Forest」で行われた記念植樹式には、マニュライフ生命のCEOであるブノワ・メスレ氏をはじめ、社員が参加。7種類の樹種を選び、地域に根付いた植樹を行いました。この取り組みは、マニュライフ生命の創立25周年を祝う意味でも特別なもので、参加者は各々の思いを込めた木を植え、プロジェクトへの期待を寄せました。
今後も、マニュライフ生命はmore treesや田辺市、中川と協力しながら、環境保全と地域の活性化に向けた取り組みを続け、持続可能な未来を共に築いていくことを目指していきます。
参考資料