加計学園とアワーズがエデュテインメントパークを共同設立へ

エデュテインメントパークの新たな一歩

2023年6月6日、広島加計学園と株式会社アワーズが和歌山県白浜町で新たな連携を結ぶ協定に調印しました。この協定は、教育とエンターテインメントが融合した新しい形の「エデュテインメントパーク」を目指すものです。両者の協力により、地域に根ざした貴重な学びの場が生まれ、さらには動物たちのQOL（生活の質）の向上にも寄与することが期待されています。

協定の意義と目的

この協定の内容は多岐にわたります。具体的には、両者が持つリソースを活かしたイベントの企画や、動物の保護、命の大切さに関する啓発活動、学生のインターンシップ受け入れなどが含まれています。アワーズの社長である山本雅史氏は、「楽しさを提供するエンターテインメントと、学びをもたらす教育を一つにしたエデュテインメントパークを利用して、動物の生活の質を高めることに期待しています」と述べ、未来への展望を語りました。

一方で、加計学園の理事長、加計役（まもる）氏は「アワーズの理念に共鳴し、この協定を結びました。具体的なプロジェクトはこれから協議するが、海洋生物の飼育実験や恐竜から現生動物への進化学習など、多彩な学びを提供できると思います」と期待の声を寄せています。

既存のつながりから進化する協力関係

英数学館高等学校の生徒たちは、すでに数年前からアドベンチャーワールドと関わりを持っています。特に2023年10月に開催された「ドリームデイ」というイベントでは、健常者と障がい者が協力し合う社会を目指し、共にパフォーマンスを展開しました。生徒たちは「私たちはただ自分たちのダンスを披露するだけでなく、障害者の方々がどう楽しめるかを考えながらプログラムを作成しました。他校とのコラボレーションも重ね、皆で盛り上がる会場を作ることができた」と話しました。

未来に向けた教育とエンターテインメントの融合

この協定によって、加計学園とアワーズは教育とエンターテインメントのさらなる融合を図り、生徒たちのキャリア形成に価値ある活動を提供することを目指します。今後、新しいエデュテインメントパークの具体的な形がどのように実現していくのか、地域全体が注目しています。教育と遊びが互いに補完し合うことで、すべての命が輝く社会の実現へと繋がっていくことでしょう。