和歌山市で初のレベル3.5飛行！ドローン配送が実現に向けて動き出す

和歌山市でのドローン配送実証実験のご紹介

和歌山市が行う新たな取り組みとして、ドローン配送の実証実験が11月4日（火）に行われることとなりました。今回の実験は、人口密集区域であるDID地区内での「レベル3.5飛行」を実施するもので、これは日本初の試みとなります。このプロジェクトは、和歌山市スマートシティ実証実験サポート補助金を活用した【株式会社NEXT DELIVERY】によるもので、地域の課題解決や先端技術の社会実装を目指しています。

実験の概要

本実証実験では、和歌山市鳴神にある宇都宮病院を出発点とし、約4キロ離れた道の駅四季の郷公園を配送先とする計画です。ドローンは遠隔操作で弁当を届けた後、再び飛び立ち、出発地点へ戻ります。この流れは、実際の配送のプロセスを体験する貴重な機会となるでしょう。

レベル3.5飛行とは

従来はDID地区内でのドローンの利用は制限されていましたが、レベル3.5飛行が許可されることで、都市部でのドローンビジネスが広がる可能性が生まれます。レベル3.5では、一定の条件を満たした上で目視外の飛行が許可され、生のビジネスでの利用が現実のものとなります。これにより、過疎地域だけでなく、都市近郊へのドローン配送が可能になり、効率的な物流システムの構築が期待されます。

実施の意義と期待

この実証実験の最大の意義は、DID地区を含むレベル3.5飛行の初の事例となる点です。この成果は、今後の制度運用に大きな影響を与えることが予想され、生活圏でのドローン活用が進むことで、地域の課題解決にも寄与するでしょう。特に、ドローン配送が日常生活の一部になることで、移動手段や物流の在り方が大きく変化する可能性があります。日常的な物流コストの削減や、新たな雇用の創出につながることが期待されます。

行政および地域との連携

和歌山市の関係者は、この実験を通じて地域の皆さんへのドローン技術の理解促進を目指しています。市民向けの説明会や展示などのイベントも予定されており、地域の皆さんが直接ドローン技術に触れられる機会が増えています。物理的な距離を超えたコミュニケーションが進む中、ドローンという新たな技術によって地域社会がどのように変わっていくかも注目されます。