112万人が体験した大阪・関西万博「BLUE OCEAN DOME」の魅力とその未来への挑戦
2025年10月13日、大阪・関西万博が無事に幕を下ろしました。その中で、特に注目を集めたのが「BLUE OCEAN DOME」パビリオンであり、何と112万人以上の来館者を記録しました。これは、海の蘇生をテーマにした3つのドームからなる展示で、多くの来場者に海洋問題についての理解を促しました。
展示内容の概要
「BLUE OCEAN DOME」は、ドームAで水の循環、ドームBでは海洋におけるプラスチック汚染、そしてドームCでは未来に向けた海のネットワークについて展示しました。これらのテーマは、国内外を問わずさまざまな方々に強い共感を呼び起こし、連帯感を生み出しました。
このプロジェクトは2020年から準備が進められ、五年の歳月を経て、万博での成果を持って新たなステージへと進む準備が整いました。展覧会を通じて得られた知見やネットワークは、「ブルーオーシャン・プロジェクト」として、2030年に向けての持続可能な取り組みに生かされます。海の気候変動、プラスチック汚染、生物多様性の問題に立ち向かうため、関係者全員の協力が必要です。
今後の取り組み
特定非営利活動法人ゼリ・ジャパンとサラヤ株式会社は、大阪・関西万博での経験を基にさまざまな取り組みを展開していきます。その中には、長崎県・対馬でのプラスチック海洋汚染の削減プロジェクトや、北海道・東北での昆布の森再生に向けた計画、さらには和歌山県でのエビの陸上養殖などが含まれています。これらのプロジェクトは、単にエコロジカルな取り組みだけでなく、持続可能なビジネスモデルを整えることを目指しています。
動画コンテンツと教育の重要性
また、大阪・関西万博では、ドームCにて海の保全に関する講演やワークショップも実施され、200以上の動画コンテンツが公式YouTubeにて公開されました。これらのアーカイブは、今後も海洋問題への関心を高める資源として活用されることでしょう。
さらに、来場者限定のオフィシャルBOOK『海と話そう。』を通じて、ドームBで上映された映像作品も公開されました。美しい地球の姿とそれを脅かす人間の活動の現実を伝える内容は、多くの人々に感銘を与えています。
未来への期待
大阪・関西万博で培ったアイデアとネットワークが、海の問題解決へとつながることを期待しています。皆様の応援が、この運動の推進力です。これからも「BLUE OCEAN DOME」の精神を胸に抱き、未来に向けて努力を続けていきたいと考えています。海を愛し、私たちの未来を守るために、より多くの方々の参加をお待ちしています。