和歌山の新たな葬儀文化を象徴する「家族葬のゲートハウス神前」がグッドデザイン賞受賞！

新たな葬儀文化の象徴

和歌山県和歌山市に位置する「家族葬のゲートハウス神前」が、2024年度グッドデザイン賞を受賞しました。この受賞は、ただの葬儀会館の在り方を超え、新しい葬儀文化を提案するものです。
デザインの基盤となっているのは、故人とご家族が静かに向き合える空間づくり。

城下町に調和するデザイン

「家族葬のゲートハウス神前」の外観は、周囲の環境と見事に調和を保ちながらも独自の存在感を放っています。土地の特性を生かし、片流れの形状で周辺のスケールに配慮され、低い軒先が街の風景の一部として自然に溶け込んでいます。
この外観デザインは、葬祭を取り扱う施設としての重厚さが薄れ、あくまで街のひとつの建物として受け入れられる魅力があります。

内部空間の特徴

葬儀会館内部には、コンクリートと木素材を効果的に使用した空間が展開され、故人と向き合う特別な静寂を提供しています。
コンクリートの重みと、木架構の軽やかさが共存することで、訪れる人々は安心感と共に故人の思い出の中に浸ることができます。

木架構は視線を上に導くデザインとなっており、故人との思い出を追体験しながら、次のステップへと導いてくれるかのようです。これにより、悲しみを癒しつつも、自分自身の人生に想いを巡らせる大切な空間を提供しています。

地域とのつながり

「家族葬のゲートハウス」は、単なる葬式の場を越え、地域との密接な結びつきを重視しています。和歌山県、大阪府、兵庫県で17の式場を展開しており、終活や相続に関する情報提供、事件や交流イベントの開催を通じて地域貢献に尽力しています。地域における安心できる居場所として、互いに支え合うネットワークの構築を目指しています。