セブン‐イレブンが全都道府県にペットボトル回収機を設置しリサイクル促進へ

全都道府県へのペットボトル回収機設置完了

株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、2015年12月から全国で運用を開始したペットボトル回収機の設置が、2025年10月24日に全ての都道府県に完了したことを発表しました。これにより、累計の回収本数はなんと7億7千万本を超え、地域の環境への貢献が確実に進んでいます。現在、全国で動いている回収機の数は4,451台に達しました。

ペットボトル回収機の背景と取り組み

セブン‐イレブンでは、2015年12月に東京都江東区内の店舗で実証実験を実施。その後、2017年には環境省の取り組みにも参加し、全国展開をスピードアップしました。ペットボトルをリサイクルして新たな資源として再利用する「ボトル to ボトル」のサイクルを実現するためには、地域の協力が欠かせません。

この取り組みは、日本国内でペットボトルを有効利用するためのもので、捨てられたペットボトルが海外に輸出されている状況を打開し、自国で処理する流れを作ることを目指しています。店頭で回収されたペットボトルは、後にダイレクトに再生された製品として販売されることによって、お客様にもそのリサイクルの過程を実感していただくことができます。

今後の展望とリサイクルの推進

回収されたペットボトルは、引き続きリサイクルされ、再び飲料として市場に戻るという「サーキュラーエコノミー」の実現を目指します。地域の皆様と共に、持続可能な社会の実現に向けた取り組みをさらに強化していく方針です。

しまじろうとの特別プロジェクト

今回の全都道府県への回収機設置完了を受けて、セブン‐イレブンは「こどもちゃれんじ」と連携し、人気キャラクター「しまじろう」とのコラボレーションを実施します。2025年12月3日から、親子でペットボトル回収機を利用する様子を収めた動画が配信されます。これにより、子どもたちにエコへの関心を持たせるきっかけを提供し、リサイクルの大切さを学んでもらえればと考えています。

「こどもちゃれんじ」は、自分で考え行動する力を育むことを目的とした教育プログラム。しまじろうの魅力を通じて、幼少期からエコ意識を育てる取り組みが進められます。特に、ペットボトル回収機の利用を促進することで、今後の環境保護の意識向上を図ります。

セブン‐イレブンのリサイクル面への取り組み

さらに、セブン‐イレブンでは、レジ袋の収益をペットボトル回収機の設置コストに充てることで、さらなるプラスチックリサイクルへの道を切り開いています。このような環境への配慮が多くの消費者に支持され、持続可能な社会の創出に寄与することが期待されています。

セブン‐イレブンの店頭で見かけるペットボトル回収機は、ただの設備ではなく、地域社会の一員として、未来の環境問題を解決しようとする強い意志の表れです。これからも、私たち一人ひとりの力が必要です。皆で力を合わせ、次世代のために持続可能な社会を築いていきましょう。