ユニバーサル・スタジオ・ジャパン隣接の新トリプルブランドホテル計画始動

大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）隣に、新たなホテルが建設される予定です。このプロジェクトはIHGホテルズ&リゾーツが主導し、国内で初めてのトリプルブランドホテルとなります。

このホテルは、グローバルな成長を目指すIHGが鹿島建設を中心とする4社と共同で進めるもので、2029年のオープンを目指しています。このプロジェクトには、世界的に知られる「インターコンチネンタル」、「キンプトン」、「ホリデイ・インリゾート」の3つのホテルブランドが含まれており、同じ建物内に三つのスタイルで宿泊体験が楽しめるという、革新的なアプローチが特徴です。

ホテルの魅力

このトリプルブランドホテルは、総客室数817室を予定しており、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのオフィシャルホテルとして、特に刮目される存在になるでしょう。夢洲における新たな統合型リゾートへのアクセスも良好で、ボートや車で約10分の距離に位置しているため、遊び心満載のアトラクションへもスムーズに移動できます。

ホテルの施設

- インターコンチネンタルホテル（244室）：オールデイダイニング、ロビーバー、日本式浴場、フィットネスジム、屋上プール、会議室など多彩な設備が整備されます。
- キンプトンホテル（246室）：ルーフトップレストランや屋内プール、会議室など、ラグジュアリーな空間を提供。
- ホリデイ・インリゾート（327室）：ファミリー向けのキッズクラブや屋内プールも完備。

IHGのアビジェイ・サンディリアは、「このプロジェクトは国内最大の新築ホテル契約として、さらなる成長のステップとなる」と語っています。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを訪れる多くの国内外の観光客に、簡単にアクセスできる宿泊体験を提供することは、非常に重要な要素になるでしょう。

地域の発展

さらに、USJを含む周辺地域では、JR桜島線の延伸や新しいフェリーターミナルの開設が進行中で、交通インフラの整備も進んでいます。これにより、観光の利便性が高まり、旅行者にとって魅力的なデスティネーションとなるでしょう。

地元の開発責任者、鹿島の市橋克典氏は、「IHGとのパートナーシップは、今後の大阪リバーフロント開発において重要なマイルストーンとなり、お客様により豊かな体験を提供する」と念を押しています。

未来への期待

開業後は、インターコンチネンタル、キンプトン、ホリデイ・インリゾートという、異なるブランドがそれぞれの魅力を発揮し、訪れるゲストに多様な選択肢を提供します。これにより大阪が国内外の旅行者を誘致し、さらなる活況をもたらすことが期待されています。魅力的な観光スポットやアトラクションが立ち並ぶこの地域でのホテルプロジェクトは、今後の発展の一環として注目されているのです。この新プロジェクトは、旅行者だけでなく、大阪の街全体に新たな活力を吹き込むことでしょう。