和歌山市加納浄水場の新たな挑戦
2025年10月7日、和歌山市企業局と水ingエンジニアリング株式会社(東京都港区)は、「加納浄水場ろ過池機械設備工事」に関する契約を締結しました。1973年から市民の生活を支え続けてきた加納浄水場。その老朽化に伴い、耐震化や能力強化を図るため、本工事が進められることになりました。
加納浄水場の重要性
紀の川を水源とする加納浄水場は、和歌山市における基幹水道施設としての役割を果たしてきました。この浄水場は、日々数十万リットルの水を市民に提供し、生活の基盤を支えています。しかし、長年の使用による施設の老朽化が進んでいることから、更新と強化が急務とされています。
新しい工事内容
新たにスタートするのは、自然平衡自己逆流洗浄型ろ過装置を搭載したろ過池の整備や、配管、覆蓋などの機械設備一式の更新です。本工事は既存設備の運用と並行して進められますので、運転や維持管理には十分な配慮がなされる予定です。これにより、工事による水道サービスへの影響を最小限に抑えることが求められます。
契約概要
- - 工事名: 加納浄水場ろ過池機械設備工事
- - 対象浄水能力: 165,000 m³/日
- - 契約金額: 48億7千万(税抜き)
- - 工事場所: 和歌山県和歌山市松島408番1 加納浄水場内
- - 契約日: 2025年10月7日
- - 契約工期: 2025年10月8日~2029年10月16日
このような大規模な工事を通じて、和歌山市民に安全で安心な水を届けるとともに、持続可能な水インフラの実現に向けた取り組みが進められています。
水ingグループの理念
水ingグループは、「生命の源である『水』を通じていつまでも社会に貢献し続ける『ing』」という理念を掲げています。浄水場や下水処理場など、水処理に関する施設の設計・建設と運営・管理を行い、安全で安心な水環境を提供し続けることを目指しています。
地域社会の水に対するニーズにしっかりと応えながら、水の未来を見据えた努力を続ける水ingグループ。その活動を通じて、和歌山市をより住みやすい街へと導く取り組みが目指されています。今後も加納浄水場からの発信に注目していきたいと思います。