Fafuriが2周年を迎え、振袖文化を世界に広がる新たな挑戦を展開

Fafuriが2周年を迎えた意義

株式会社Fafuriは、2025年11月に創業2周年を迎えました。このブランドは、日本の伝統である振袖文化を大切にしながら、動物福祉の観点からファーフリーの選択肢を提供することを使命としています。Fafuriの基盤には、創業者の娘が成人式の準備で直面した「動物を犠牲にしている」という矛盾した現実があります。振袖に合わせるショールの製作過程で生じる動物への影響を知った彼女は、「動物を傷つけない選択肢を提供したい」という思いを強く抱くようになりました。

振袖から生まれた新たな価値観

Fafuriは、SDGsにも通じる価値観を掲げ、動物に優しいファッションを提案しています。2023年には、東京都の「越境EC出品支援事業」にも選ばれ、eBayやShopeeなど海外のECサイトへの展開を開始しました。「振袖から世界へ」というビジョンは形となり、Fafuriの製品が国境を越えて、より多くの人々に届けられることになりました。これにより、Fafuriは単なる日本発のブランドに留まらず、世界的な動物福祉の観点からも支持されることを目指しています。

ブランドの使命と活動

Fafuriの取り組みは、ただ製品を販売するだけでなく、「振袖文化を未来に伝える」ことを重視しています。全てのショールにはエコファーが使われており、これにより動物を傷つけることなく、晴れの日の装いを盛り立てる新しい文化を提案しています。さらに、国際動物保護団体のFur Free Alliance（FFA）から「FUR FREE認証」を取得するなど、動物福祉を意識した製品開発を続けています。

また、売上の一部は動物福祉団体に寄付される仕組みも整備しており、製品を購入することで社会貢献につながるという仕組みが確立されています。これにより、Fafuriは「共創型のブランド」として、消費者とともに社会課題に対してアプローチすることを実現しています。

伝統美と現代デザインの融合

Fafuriのショールの特徴は、和歌山県高野口の伝統的な技術を活かした、「JAPAN ECOFUR®」を使用している点です。高密度の繊維と均一な毛並みは、まるで本物の毛皮のような質感を持ちながら、動物への負担を軽減しています。職人たちによる丁寧な手仕事で仕立てられたショールは、実用性だけでなくデザイン性も兼ね備えており、成人式の後も日常使いや特別な場面で愛用できる一枚に仕上げられています。

商品概要

Fafuriの「ジャパンエコファーショール」の詳細は以下の通りです：

- 素材・縫製: 日本製エコファー「JAPAN ECOFUR®」、表地：アクリル100%、裏地：アクリル55%・ポリエステル45%、中綿：ポリエステル100%
- サイズ: 約19cm × 115cm
- カラー: 白、サーモンピンク、グレージュ、ダークグレー
- 価格: 23,100円〜24,200円（税込）
- 販売場所: Fafuri公式オンラインストア、eBay、Shopee

未来への展望

Fafuriの代表、丸山恭子氏は「娘の成人式の準備から始まったこの小さな気づきが、今では世界に向けた挑戦へとつながった」と語ります。このブランドの取り組みは、振袖文化を守りながら、未来の世代が社会のために行動するきっかけを提供しています。

これからもFafuriは、日本の技術と伝統を大切にしながら、命に優しいファッションを世界中の人々に届け続けることでしょう。