奄美大島のバニラビーンズを推進するAMAMIバリュープロデュースの新たな挑戦

奄美大島のバニラビーンズを推進する新たな挑戦

奄美大島に根ざした企業、AMAMIバリュープロデュースは、東京で開催された「cottaビジネスフェア2025」に出展し、バニラ製品の販路拡大に向けた取り組みを行いました。この展示会は、製菓や製パン、飲食業に関わる多くの企業が集まる場所で、ビジネスチャンスが広がる絶好の機会です。

AMAMIバリュープロデュースは、インドネシア産バニラビーンズと、奄美産のザラメを使用したバニラシュガーを展示・販売しました。ブースには2日間で約2,500人の来訪者があり、関係者に奄美のバニラ製品の魅力を直接伝えることができました。特に、ZESDAスタッフの吉村さんもブース運営に協力し、バニラシュガーの試食提供などさまざまな顧客対応を行いました。

展示会での展示だけでなく、AMAMIバリュープロデュースのバニラ農園では、2025年4月に初めてのバニラの花芽が形成されたことも報告されています。順調に育てば、12月にはバニラビーンズを収穫し、加工を経て2026年の春に出荷できる見込みです。この農園では、バニラ栽培のプロセスや生産現場の見学ができる観光農園ツアーも実施しています。また、来年には収穫体験プログラムも予定されており、観光の目玉となることでしょう。

ZESDAは、地域中小企業の海外進出やグローカルビジネスを支援する非営利団体として知られています。今回の出展は、奄美のバニラにとって、新たな販路開拓の一環として位置づけられています。ZESDA主催の海外クラウドファンディングを活用したセミナーシリーズも同時期に開催されており、国際的な視野を持つビジネス機会を模索する企業を支援しています。

AMAMIバリュープロデュースは、地域資源を活用した持続可能なビジネスモデルの実現に向けて、今後も様々な取り組みを進めていくでしょう。奄美大島の風土が育んだバニラの魅力を、国内外に発信していく彼らの活動から目が離せません。関心のある方は、ぜひSNSや公式サイトでの最新情報をチェックしてください。

バニラ農園観光ツアーの参加申込みや、奄美のバニラ事業については、公式ウェブサイトやInstagramアカウントを通じて確認可能です。奄美大島の新しい名産品として注目されるバニラ製品をぜひご賞味ください。