熊野御坊南海バス、2025年からタッチ決済を導入し利便性向上

新サービスの導入で交通料金の支払いが便利に

和歌山県の熊野御坊南海バス株式会社は、2025年2月28日から、タッチ決済による乗車サービスを新たに開始することを発表しました。この新サービスの導入により、観光客や地元の方々にとっての利便性が大幅に向上することが期待されています。これまで現金以外での乗車が難しかった方々も、タッチ決済対応のクレジットカードやデビットカード、さらにはカード設定されたスマートフォンを使用することで、簡単にバスに乗車できるようになります。

乗車方法はシンプル

タッチ決済の方法は非常に簡単です。お持ちのタッチ決済対応のカードやスマートフォンを、バス車両に設置された専用リーダーにタッチするだけ。乗車から降車まで、手間いらずでスムーズに利用できます。これにより、観光スポットへのアクセスが容易になり、さらに多くの訪問客が和歌山を楽しむ機会が増えることでしょう。

対象となるバス路線

このタッチ決済サービスは、熊野御坊南海バスが運行している全ての路線バスに対応するほか、熊野白浜リゾート空港からすさみ、串本、勝浦、新宮へのリムジンバスにも適用されます。これにより、多くの観光地へ訪れる際の交通手段としての信頼性も高まります。

利用可能な決済ブランド

導入されるタッチ決済は、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯などの主要決済ブランドに対応予定で、今後はMastercardの導入も計画されています。幅広いブランドに対応することで、多様なニーズに応えることができ、特に訪日観光客にとっても安心のサービスとなるでしょう。

熊野の観光名所も訪れやすく

熊野御坊南海バスが運行するエリアには、世界遺産に登録されている「紀伊山地の霊場と参詣道」があります。牛山本宮大社や熊野速玉大社、熊野那智大社、青岸渡寺などの熊野三山は、古くから多くの参拝者に親しまれており、観光名所としての魅力も高まっています。特に、那智の滝は日本一の高さを誇り、その雄大な姿は観光客を魅了する存在となっています。

九州や関西からの観光客にとって、バスでのアクセスが容易になることで、より多くの人々がこれらの名所に訪れることが期待されます。タッチ決済の導入は、交通手段への利用しやすさをもたらし、観光の促進にもつながるはずです。

タッチ決済の詳細と履歴確認

タッチ決済は、国際標準のセキュリティ技術を採用しているため、安全性も高いです。サインや暗証番号の入力が不要で、スピーディーに支払いが完了するため、観光客にとっても喜ばしいポイントです。

利用者は、QUADRACのQ-moveサイトでご自身の決済履歴を確認することができます。会員登録を済ませることで、簡単にご利用情報をチェックできるようになります。