デジタル避難所受付
2025-12-03 12:00:28

橋本市での避難所受付デジタル化実験、災害対策を新たな次元に

橋本市における避難所受付デジタル化実験



和歌山県の橋本市では、2025年12月7日(日)に賢堂地区で防災訓練に別の形を与える実証実験が行われることが発表されました。この実験は、株式会社バカンが手掛けるものであり、避難所受付のデジタル化を急ピッチで進めることが主な目的です。

自然災害への準備


近年、日本各地で発生している自然災害の増加に伴い、避難所へ向かう際の混雑を解消する必要性が高まっています。バカンは、災害時における混雑状況をリアルタイムで把握できるサービスを提供しており、過去には200以上の自治体で実績を持つ企業です。この実験では、避難所受付のプロセスをデジタルで行う方法について、住民の方々に実際に体験してもらいます。

デジタル受付体験の流れ


実施日は12月7日の午前9時から30分間、橋本市立清水小学校の体育館を使用して行われます。対象者は賢堂地区の住民約40名と、橋本市の職員約10名を想定しています。この訓練では、地震などの大規模災害を想定し、避難所のデジタル化の利点について実地で理解を深めることが狙いです。

デジタル受付の方法は三つあり、まずはQRコードを使用してWebフォームに情報を入力する方法、次にマイナンバーカードや運転免許証をカードリーダーにかざす方法、最後にこれらを持っていない方のために紙の避難者カードを用意する方法です。これらの経験を通じて、住民や職員からもフィードバックを得ることで、今後の運用に活かしていく方針です。

複合的な避難者マネジメント


今回利用する避難者マネジメントシステムは、複数のサービスを統合したプラットフォームで構成されています。具体的には、避難所の所在や混雑状況を把握するWEBサービス「VACAN Maps」や、管理者向けの機能「VACAN Console」を活用しています。このシステムは避難所の入所者数を自動的に可視化でき、事務作業の軽減にも寄与します。つまり、職員が手動で行う作業を減らし、住民はより安心して避難所を利用できるのです。

今後の展望


バカンは、今後避難所の混雑状況や入退所管理機能に加え、避難者名簿の作成も行い、物資の必要量を予測する機能や外部システムとの連携を目指します。また、日常生活における公共施設の予約や観光情報の配信など、災害時以外の場面でも活用できるシステムを構築する予定です。

株式会社バカンについて


バカンは2016年に設立され、「人と空間を、テクノロジーで優しくつなぐ。」というミッションのもと、経済産業省の「J-Startup 2019」に選定された企業です。AIを駆使し、混雑の可視化やまちづくりに寄与するサービスを展開しています。これにより、住民にとってより快適な環境を作り出すことに取り組んでいます。ぜひ、この取り組みにご注目ください。


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