家庭用使用済み天ぷら油の回収活動が奏功!和歌山市でのエコ活動の進展

家庭用使用済み天ぷら油の回収活動が進む和歌山県



和歌山県では、環境への配慮から「サーキュラーエコノミー」の理念を早期に導入し、地域特性に応じた持続可能な産業の創出を目指しています。この一環として、家庭から出る使用済み天ぷら油の回収事業が令和5年10月からスタートしました。

サーキュラーエコノミーとは?


サーキュラーエコノミーは、リサイクルや再利用を重視し、資源を循環させる経済システムのことを指します。和歌山県は、この考え方を元に地域内での資源循環ネットワークを構築し、環境保護と経済の両立を図っています。

回収事業の概要


この事業の具体的な目標は、家庭で使用された天ぷら油を回収し、CO2排出削減効果を持つ燃料などに再利用することです。回収は本格的に令和6年7月1日から始まり、令和8年3月末までの予定です。

対象エリア


回収は初めに和歌山市、海南市、有田市から始まり、令和7年2月からは岩出市と湯浅町にも拡大される予定です。これにより、より多くの家庭で気軽に回収に参加できる環境が整います。

回収実績


事業開始以来、各地区の月ごとの回収実績が着実に増加しています。以下は、過去数ヶ月の回収量の推移です。

和歌山エリア 海南エリア 有田エリア 総計
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7月 377.6リットル 26.4リットル 52.2リットル 456.2リットル
8月 491.5リットル 93.5リットル 75.2リットル 660.2リットル
9月 539.1リットル 83.1リットル 108.9リットル 731.1リットル
10月 575.5リットル 139.6リットル 139.5リットル 854.6リットル
11月 728.7リットル 125.1リットル 76.5リットル 930.3リットル
12月 817.2リットル 170.2リットル 84.7リットル 1072.1リットル
1月 709.2リットル 142.2リットル 114.1リットル 965.5リットル
2月 590.2リットル 133.4リットル 105.8リットル 829.4リットル

このように、毎月の回収量は増えており、地域全体での参加意識が高まっています。回収事業を通じて、使用済み油が新しい資源となることで、地域の環境保護に貢献することが期待されます。

参加方法


家庭で使用した天ぷら油を回収したい方は、指定された回収拠点に持参するか、事前に情報をチェックし、集めた油を適切に処理することが重要です。県内の詳細な回収拠点は和歌山県の公式ウェブサイトで確認できます。

最後に


使用済み天ぷら油の回収は、身近な環境保護のアクションにつながります。和歌山県がこの取り組みを通じて、地域の持続可能な未来を実現するために、今後も多くの方の参加を期待しています。

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