和歌山の伝統と革新が織りなす「WAKAYAMA KNIT PROJECT」第3弾
和歌山県のニット工場による「WAKAYAMA KNIT PROJECT(和歌山ニットプロジェクト)」が、2025年10月31日(金)から11月3日(月・祝)までの4日間、代官山 蔦屋書店 DAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERYにて第3弾展示販売イベントを開催します。このプロジェクトは、100年以上の歴史を持つ和歌山ニット産地が連携し、「和歌山のニットを世界一のニットへ」という理念のもと、地域の産業の魅力を発信する取り組みです。
イベント基本情報
- - イベント名: WAKAYAMA KNIT PROJECT
- - 会期: 2025年10月31日(金)〜11月3日(月・祝)10:00〜20:00(最終日は19:00終了)
- - 会場: 代官山 蔦屋書店 DAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERY(東京都渋谷区猿楽町16-15)
- - 入場: 無料
このイベントでは、和歌山のニットを使用した製品の展示・販売が行われるほか、特別な体験プログラムとして「KIDS T-SHIRT WORKSHOP」も同時開催されます。子どもたちが自由な発想でオリジナルTシャツを作ることができるこのワークショップは、和歌山の豊かな素材「LOTUSコットン」を使用し、小さなアーティストたちにとって素晴らしい体験となることでしょう。
KIDS T-SHIRT WORKSHOP
- - 日時: 2025年10月31日(金)〜11月3日(月・祝)10:00〜17:00
- - 所要時間: 約30分
- - 対象: 3歳以上(保護者同伴)
- - 参加費: 3,300円(税込)
- - サイズ: 100〜120 / 130〜150
- - 予約: 不要(混雑時はお待ちいただくことがあります)
参加者は自分の選んだ色や形を使い、切り抜き、組み合わせた後にアイロンで仕上げ、自分だけのTシャツを楽しむことができます。また、材料が無くなり次第、終了となるため、早めの参加が推奨されます。
展示・販売アイテムの魅力
今回のプロジェクトでは、A-Girlsが開発したオリジナル素材「LOTUS」を基にしたアイテムが展示・販売されます。この素材は「宝石の綿」とも呼ばれる希少なスビンコットンを使用し、参加企業は各々の編み技術を駆使して絶妙な質感と快適な着心地を追求しています。独自のデザインと高品質な素材が融合した製品は、和歌山が誇るものづくりの深さを体感できる貴重な機会です。
プロジェクトの背景
「WAKAYAMA KNIT PROJECT」は、日本国内でも有数のニット生地の産地である和歌山県において、地元の技術と文化を次世代へ継承するために立ち上げられました。共通の原料としてA-Girlsが開発した素材「LOTUS」を採用した各社は、これをもとに独自の生地を開発しています。また、ユニセックスデザインに加え、女性向けの新しいデザインも展開するなど、伝統と革新を融合させた新しいニットの可能性を探求しています。
和歌山ニットの未来
和歌山は、国内最大の丸編みニットの生産地として知られ、世界のラグジュアリーブランドに高品質な素材を供給してきました。しかし、最近では国産アパレル市場での国産品の比率がわずか1.4%となり、長い歴史がある職人の技術や文化も大きな転換期を迎えています。そんな中で「WAKAYAMA KNIT PROJECT」は、和歌山の編み技術と天然素材の魅力を活かしつつ、次世代のファッションを創造し、発信していくことを目指しています。
最後に
「和歌山ニット産地をブランディング化し、地場産業を盛り上げたい」と語るのは、プロジェクトを牽引するA-GIRLSの代表、山下智広氏。彼は、100年以上にわたる編みの技術や独自の加工技術が、我が国の貴重な財産であることを強調します。職人の知識や技を次世代にどのように伝え、進化させていくのか、未来への責任と希望を込めて発信し続ける姿勢が、今後の和歌山ニットの展望へとつながっていくでしょう。
この素晴らしいイベントを通じて、和歌山のニット産業の魅力をぜひ体感してください。