那智勝浦町とハロン大学が結んだ新たな連携の幕開け
2025年11月24日、ベトナム・クアンニン省ハロン市で、一般社団法人那智勝浦観光機構(理事長:松下哲也)がクアンニン省に位置するハロン大学と観光及び人材育成に関連する連携協定(MOU)を締結した。この協定の締結は、「ベトナム・日本地方協力フォーラム」の一環として行われ、那智勝浦町における観光振興と国際交流を進める重要なステップとなった。
目指すものは観光振興と国際交流の拡大
ハロン大学は観光やホスピタリティ分野に特化した教育機関であり、数多くの優れた人材を育成している。今回の協定により、学生や教職員の相互交流、インターンシップ、共同研究などが実施される予定で、持続可能な観光モデルの構築を目指して行動を進める。これは単なる教育の枠を超え、那智勝浦町におけるベトナムからの観光客誘致や、地域の国際的な認知度の向上を図るものだ。
具体的な取り組みとその効果
この連携により、以下のような効果が期待されている:
- - 教育交流を基盤とした人的交流の促進
- - 観光・ホスピタリティ分野における優れた人材の育成
- - 那智勝浦町の観光資源を国際的に発信する強化
- - ハロン市と那智勝浦町の双方での観光客増を目指した対策の協議
特に、教育を通じた交流が人的往来を生み出し、地域活動が活性化されることを期待する。この協定は、観光業における地域経済への貢献を目指した、重要な第一歩でもある。
今後の展望と活動計画
那智勝浦観光機構は、この連携を機に教育と観光振興を有機的に結びつける方針であり、今後、次のような活動を計画している:
- - ハロン大学からの研修生やインターン生の受け入れ
- - 地元の「おもてなし」教育に向けた人材派遣の実施
- - 交流イベントや観光商品開発のための具体的な協議
また、ベトナム市場は成長の見込める強力なインバウンド市場であるため、この協定は那智勝浦町がその市場との接点を強めるための戦略的な取り組みの一環となる。これにより、地域の観光業のさらなる発展が期待される。
理事長の意気込み
松下哲也理事長は、この協定について「那智勝浦の魅力を世界へ発信し、国際交流を通じて地域の経済活性化を図る重要な一歩である」と強調した。彼はこのプログラムを通して地域全体の持続的な発展につながる交流や観光客の増加を期待し、協定締結に尽力した在大阪ベトナム総領事館にも感謝の意を表した。
この取り組みがどのように展開していくのか、今後の活動がますます注目される。