平和の象徴トロフィー
2025-02-17 17:12:59

広島の高校生がデザインした平和の象徴トロフィーで伝える未来へ

平和への願いを込めたトロフィー



広島市の平和記念公園を代表する折り鶴を再活用したトロフィーが、広島市立基町高等学校の生徒たちによって完成しました。このトロフィーは、2025年1月19日に開催される「天皇盃 第30回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会」のためにデザインされ、平和への願いが込められています。

トロフィー制作の背景



株式会社大創産業がメインスポンサーを務めるこの大会。主催の日本陸上競技連盟は、スポーツの振興の一環として広島市立基町高等学校にトロフィー制作を依頼しました。生徒たちは、平和を象徴する鶴の意匠と未来を託す思いで、トロフィーのデザインを行いました。

トロフィーには、広島にちなんだ縁起の良い錦鯉の模様が加えられています。また、再利用された折り鶴は「原爆の子の像」に捧げられるものとして市に譲り受けられたもので、世界から集まった思いを受け継ぐ意義があります。これにより、トロフィーはただの賞を超え、平和の象徴となっています。

制作した生徒たちの思い



トロフィー制作に関わった高校生たちは、「選手の皆さんが走る姿を想像しながら、平和の思いを繋げる作品を作りたいと思った」と語っています。彼らの手から生まれたトロフィーは、未来を担う選手たちにインスピレーションを与えることでしょう。

大会との関係



大創産業は、2015年からこの大会のメインスポンサーを務めています。毎年、特別協賛社賞を授与し、平和のメッセージを広める機会として位置づけています。このトロフィーは2019年から始まったもので、毎年新しいデザインで再生されています。2020年・2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響で大会が中止されたため、今年が4回目の授与となります。

学校の取り組み



広島市立基町高等学校は、1999年に開設された普通科創造表現コースを持ち、芸術文化を創造し発信する力を育てることに力を入れています。多くの生徒が芸術系大学への進学を目指し、基礎的な美術力と学力を高めることに取り組んでいます。

企業の理念



大創産業は「世界中の人々の生活をワンプライスで豊かに変える」という理念のもと、DAISOなどのブランドを展開しています。76,000点以上の多様な商品を取り扱い、地域社会への貢献も重視しています。

このトロフィー制作は、生徒たちにとっても平和を考えるきっかけとなり、未来への希望を広げる重要なプロジェクトです。活躍する選手たちとともに、広がる平和の輪を感じられる瞬間を期待します。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: 大創産業 広島市立基町高校 折り鶴

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。